人は視覚から得る情報が8割と言われる通り、写真付きのメニューは圧倒的な訴求力でお客の心を掴み、文字だけのメニューとは明らかに受注率が異なります。しかし、掲載写真の与える印象が「冷めきった料理」や「ぬるいビール」ではオーダーする前に興味が失せてしまいます。料理写真には食欲を刺激する「シズル感(料理から立ち昇る湯気や冷気など食品の味わいを想起させる臨場感)」が必要不可欠です。
料理写真撮影 カメラマンと素人の違い
Hiketsu
カメラマンによる料理写真撮影
黒のデコラ板が料理をお刺身の鮮度を引き立てています。
フレッシュな新鮮野菜も鮮やかに。
スイーツは流行のアングルで。
和菓子は季節感を演出して華やかに。
ズームで料理の美しさを表現。
素人による料理写真撮影
ピントズレで鮮明さに欠けている。
光源不足とブレで温度感が伝わらない。
光源不足でシズル感が大きく欠けている。
白とびとピントズレで質感が伝わらない。
料理写真の撮影では、調理完了から撮影までのタイムラグを極力減らすため、カメラマンが調理場に赴く出張撮影がスタンダードです。撮影前日までに綿密な打合せを完了し、万全の準備を以て当日の撮影に臨みます。
料理写真撮影後のCG加工
Hiketsu
上記の表から「じゃがバター」と「ロールパン」を例にあげ、実際メニューに掲載したときに、ネーミングから受ける印象の違いを具体的に表しました。いかがでしょうか?食材へ対する安心感を抱かせると同時に、ネーミングから料理の温度さえも伝わってくるのではないでしょうか。
CG加工前後のラーメン ラーメンなど「あつあつ感」を表現する場合 背景と影を加え、 どんぶりの上に湯気をCGで制作。料理に立体感がうまれ、「出来立てあつあつ」を演出しました。
炭火を煌々とさせ焼肉の煙を加えることで焼肉を演出。最後に色補正を加え、赤身の美しさと霜降りを 細部まで表現しました。
糸引きチーズを追加制作。さらに温度感を加え「あつあつとろ~り」ピザを演出しています。
「美味しい写真」は料理の魅力を引き出す最高のスパイスです。
お客様の食欲を刺激する鮮やかなシズル感が、注文増加やリピーターを生み出します。