店舗を構えるだけで集客できる時代は終わりました。今後の飲食店経営において大切なのは"集客の重要ポイント"を理解した経営戦略を創り上げることに他なりません。
集客における7つの重要ポイント
Gokui
繁盛しているお店には必ず理由があります。また逆に、集客力の無いお店には必ず原因があるのです。「隣の店よりも明らかに安いのにお客様が来ない」「どこよりも美味しい料理を提供しているのにお客様が来ない」と頭を悩ませる経営者は数多いですが、その原因を追究して解決できている飲食店経営者はほんの一握りだというのが現状です。以下にあげる「集客における7つの重要ポイント」を理解し、プラス要素を突出させ、マイナス要素を克服することが飲食店経営成功の極意です。
■7つの重要ポイントとは
立地条件 | 駅近であれば便利な場所、分かりやすい場所に店舗を構えているか。郊外型であれば、目立つ場所にあるか、駐車場の確保は問題ないか、台数は十分か、駐車場に入りやすいか、などが立地条件の主な要因としてあげられます。 |
---|---|
属性(特徴) | 飲食店において最も大切なのは常連客を獲得する事です。「属性(特徴)」を全面に打ち出した専門店となることで、「ココに来ればアレが食べられる」ことが明確化され、お客様の来店への動機付けへとつながっていきます。当然ですが、ご来店時には"美味しい料理"と"丁寧な接客"でおもてなし、「またアレが食べたい」「またあの店に行きたい」と再来店への意識付けを行う事が大切です。 |
商品力 (料理の味) |
"美味しい料理が食べたい"、お客様が飲食店に行く理由は明確です。どんなに立地が良くても、接客が良くても、美味しくなければ常連客の獲得にはつながりません。「商品力(料理の味)」は飲食店経営成功の要です。 |
接客力 | 属性(特徴)によってお客様がお店に求める接客は変わってきます。例えば、一杯提灯の居酒屋であれば、着物を着た女将が深々頭を下げて挨拶をするよりも、ラフでフレンドリーな接客が好まれる傾向にあります。また、男性が女性をエスコートするようなイタリア料理店であれば、蝶ネクタイにスーツのウエイターによる丁寧な接客が好まれるでしょう。接客はただ丁寧であれば良いわけではなく、そのお店のコンセプトに合った対応が大切です。但し、お客様に不快感を与ることのない、気持ちの良い接客でなければならないことが前提なのは言うまでもありません。 |
コンセプト | お店のコンセプトにより、料理メニューはもちろん、内外装デザイン、店員ユニフォーム、接客姿勢、販売促進等が異なってくるのは言うまでもありません。コンセプト策定後、コアターゲットを明確化することで、メニュー構成をはじめとする経営戦略はブレのない経営軸となり、飲食店経営の基軸を構築します。 |
価格力 (価値>価格) |
ここでいう価格力とは安さのことではありません。"この内容でこの価格なら"と感じて頂けるようお客様満足度を高めることで、はじめて「価格力」が発揮されるのです。お客様が飲食店に求めているのは「価値>価格」なのです。 |
宣伝力 (販促力) |
冒頭でも記述ましたが、店舗を構えているだけで集客が出来る時代は終わりました。熾烈な新規客獲得合戦に打ち勝つためには、ぐるナビやホットペッパーに代表される宣伝媒体や、手撒きチラシ・チケット、ホームページ等を駆使して、新規来店のきっかけづくりを積極的に行う必要があるのです。 また、新規客の常連化対策として、ポイントカードの導入や、会計時のクーポンチケット配布、さらには会員登録によるメルマガ配信やDM配布など、複数の媒体を上手に組み合わせ、最小の販促費用で最大の成果を上げる工夫が必要なのは言うまでもありません。 |